LINE Harness管理画面の使い方|配信・分析・予約・設定の機能一覧
LINE Harness管理画面のサイドバーを、日常運用、配信、分析、自動化、予約、権限管理の業務別に整理します。 画面名を覚えるのではなく、確認・会話・配信をどの順で使うか理解します。 流入、CV、スコア、フォーム、重複、Webhook、自動返信を一つの運用ループにします。 予約業務、スタッフ権限、複数アカウント、Pool、BAN、緊急停止を運用設計へ落とします。
この記事はHarness Academyの教材データを基に、各Harnessの公式リポジトリにある実装箇所と照合して構成しています。秘密情報や本番データを記事・AIチャットへ貼らず、外部送信は必ず検証対象を限定してください。
この記事の目次
最初に確認すること
- LINEサイドバー:日常運用と配信: ダッシュボードから配信結果まで、日々のLINE運用を一人で進められる
- LINEサイドバー:分析と自動化: どこから来て何をしたかを測り、条件に応じた処理を安全に自動化できる
- LINEサイドバー:予約と管理設定: 予約を処理し、権限と配信先を誤らず、障害時には安全に止められる
- Harnessマイルを設計・運用する: 自社の大切な行動だけをマイル化し、管理画面とCodexから安全に設定・検証・改善できる
LINEサイドバー:日常運用と配信
画面名を覚えるのではなく、確認・会話・配信をどの順で使うか理解します。
この工程のゴール: ダッシュボードから配信結果まで、日々のLINE運用を一人で進められる
現在のサイドバー実装を基準に、入口・配信の各画面を整理しています。画面が見つからない場合は、選択中アカウントとスタッフ権限を先に確認します。
配信は必ず下書き、対象件数、テスト送信、予約時刻の順で確認します。テンプレートとシナリオを分けると再利用しやすくなります。
手順
1. アカウントを選択
対象のLINE公式アカウントを固定し、ダッシュボードの数字を確認します。
2. 対象を作る
友だち属性とタグを確認し、テスト受講者だけの対象を用意します。
3. 配信を組む
テンプレート、シナリオ、一斉配信、リッチメニューを用途で使い分けます。
4. テストして記録
自分のLINEへ送り、リンク、表示、重複、時刻、結果を記録します。
完了条件
- 稼働中サイドバー10画面の役割を説明できる
- テスト対象だけで送受信確認
- 全体配信・公開前に承認が入る
Academy教材: LINEをAIから運用する / Lesson 4-4
LINEサイドバー:分析と自動化
流入、CV、スコア、フォーム、重複、Webhook、自動返信を一つの運用ループにします。
この工程のゴール: どこから来て何をしたかを測り、条件に応じた処理を安全に自動化できる
計測と自動化は別々に作りません。流入リンク→友だち→行動→CV→必要な自動処理まで、同じ検証ユーザーで追います。
自動返信は有人返信ではありません。未対応一覧の意味を崩さないよう、担当者が返信したかどうかを区別します。サイドバーの数字は未対応件数で、別のメニューではありません。
手順
1. 計測設計
リファラル名、CV、スコア、フォーム項目と保持目的を先に決めます。
2. 自動化を停止状態で作成
トリガー、条件、アクション、再実行時の動きを確認します。
3. 一人で通す
検証ユーザー一人でリンクからCV、返信、外部Webhookまで追跡します。
4. 監視を用意
失敗ログ、再送、未対応、重複検出を日次で確認します。
完了条件
- 稼働中サイドバー10画面を説明できる
- 一人の検証ユーザーで計測がつながる
- 自動化の再送・重複・有人未対応を確認
Academy教材: LINEをAIから運用する / Lesson 4-5
LINEサイドバー:予約と管理設定
予約業務、スタッフ権限、複数アカウント、Pool、BAN、緊急停止を運用設計へ落とします。
この工程のゴール: 予約を処理し、権限と配信先を誤らず、障害時には安全に止められる
設定画面は初期導入だけでなく、事故を防ぐ運用面です。特にLINEアカウント、Pool、スタッフ権限、緊急コントロールは変更者と確認者を分けます。
サイドバーはロールで表示が変わります。スタッフ管理はowner向け、LINEアカウント設定はstaffには表示されないため、画面欠落と勘違いしないでください。
手順
1. 予約の器を作る
メニュー、スタッフ、受付枠、イベントを検証用に作ります。
2. 申込を処理
自分で予約し、承認・拒否・通知・重複枠を確認します。
3. 権限と配信先
スタッフロール、LINEアカウント、Poolの責任者と変更手順を決めます。
4. 障害訓練
BAN検知、更新履歴、緊急停止の確認手順を読み、実行権限を固定します。
完了条件
- 11画面とロール制御を現行コードで説明
- 実顧客へ通知せず予約動線を確認
- Pool・BAN・緊急停止の運用責任が明確
注意: 緊急コントロール、アカウントcredential、Poolの本番変更は教材の確認だけで実行しません。
Academy教材: LINEをAIから運用する / Lesson 4-6
Harnessマイルを設計・運用する
友だちの行動と関係の深さをマイルで見える化し、追客・ウェビナー・紹介を一つの設計へつなげます。
この工程のゴール: 自社の大切な行動だけをマイル化し、管理画面とCodexから安全に設定・検証・改善できる
Harnessマイルは、LINE Harness v0.20.0で公開された独自の行動マイルです。友だち登録、継続フォロー、メッセージ、リンク、フォーム、予約、ウェビナー、購入、InstagramからLINEへの帰還、紹介先の有効行動を一つの残高と履歴へまとめます。LINEポイントや現金報酬とは別物です。
大事なのは、何でも加点することではありません。売上に近い行動だけでなく、関係が続いていること、説明を最後まで見たこと、フォームへ回答したこと、紹介した相手が実際に予約・購入したことまで評価すると、単なるクリック数では見えなかった『関係性の深さ』が分かります。
野田さんの2026年8月10日時点の運用では、4つのLINE公式アカウントにまたがる同一人物をまとめ、7,158人分のマイルを集計しています。中心は継続フォロー、フォーム、リンク、メッセージ、ウェビナーです。タグ倍率やアフィリエイト案件のマイル報酬は機能として使えますが、この時点の本番では未設定です。
管理画面は「分析 > マイル」です。全体残高、30日以内のアクティブ人数、行動記録、処理待ち、ルール、アカウント横断のランキングを確認できます。友だち詳細では、その人がいつ・何で獲得したかを追えます。
最初は既定ルールを全部有効にせず、自社で意味のある3〜5行動から始めます。検証用の友だち一人で履歴・残高・重複防止を確認し、数字を見て毎月少しずつ調整します。
手順
1. 最新版と画面を確認する
LINE Harness v0.20.0以上、migration 061〜066、管理画面の「分析 > マイル」を確認します。古い環境へ手作業でテーブルだけ足しません。
2. 評価したい行動を3〜5個に絞る
例として、友だち登録、フォーム回答、ウェビナー90%視聴、予約、購入を選びます。『なぜその行動を評価するか』を一文で説明できないルールは保留します。
3. 既定マイルと上限を調整する
登録5、フォーム10、予約20、購入50などを基準に、日次上限・同一対象の一回限り・有効/無効を決めます。金額変更は変更後の行動から適用されます。
4. 検証用の一人で行動を通す
同じリンクを連打する、同じフォームを再送する、キューを再処理する試験も行い、冪等キーと一意制約により二重付与されないことを確認します。
5. ランキングから次の施策を決める
高マイルの人へ一律送信するのではなく、履歴を見て、ウェビナー完了者には相談案内、継続フォロー者には限定情報など、次の一手を分けます。
6. 紹介を量ではなく質で評価する
紹介リンクを配っただけではなく、紹介された人がウェビナー完了・予約・購入まで進んだ時に紹介者へ付与します。自己紹介や同じ対象への重複付与は除外します。
7. 月次で台帳と処理待ちを確認する
残高だけでなく、付与元、処理待ち、異常な急増、無効ルール、複数アカウント統合を確認します。訂正は過去行を直接書き換えず、取消・調整の追記で残します。
完了条件
- LINE Harness v0.20.0以上とmigration 061〜066を確認
- 目的に必要な3〜5ルールだけを説明可能な形で設定
- 同じ行動の再送・再処理で二重付与されない
- 管理画面と友だち詳細で残高・履歴・処理待ちを確認
- 複数LINEアカウントで同一人物の合算を確認
- 停止・訂正・rollback・月次確認を記録
注意: マイル残高だけで自動配信・値引き・契約可否を決めません。履歴と目的を人が確認し、ルール変更前後の付与差、日次上限、処理待ち、紹介の不正利用を監視します。
Academy教材: LINEをAIから運用する / Lesson 4-14
公式ソース
- LINE Harness / apps/web/src/components/layout/sidebar.tsx — 現行サイドバー
- LINE Harness / apps/web/src/app — 各画面の実装
- LINE Harness / apps/worker/src/routes — 画面が呼ぶAPI
- LINE Harness / apps/worker/src/routes/tracked-links.ts — リファラルリンク
- LINE Harness / packages/db/migrations — 保存データ
- LINE Harness / apps/web/src/app/booking — 予約画面
- LINE Harness / apps/web/src/app/emergency — 緊急コントロール
- LINE Harness v0.20.0 main commit — Harnessマイルをmainへ反映した公開commit
- Mileage economy PR #254 — 設計範囲、テスト、公開時の安全確認
- LINE Harness / packages/db/migrations/061_mileage_foundation.sql — 行動・ルール・追記型台帳の基盤
- LINE Harness / packages/db/migrations/062_mileage_admin_and_activity_rules.sql — 管理画面と基本行動ルール
- LINE Harness / packages/db/migrations/063_webinar_instagram_mileage.sql — ウェビナーとInstagramのマイル
- LINE Harness / packages/db/migrations/066_referral_quality_mileage.sql — 紹介先の成果に基づく質的紹介マイル
- LINE Harness / packages/db/src/mileage.ts — 残高、履歴、ルール、queue、冪等性、複数アカウント統合
- LINE Harness / apps/worker/src/services/activity-mileage.ts — 本来の顧客行動を止めない非同期付与
関連ガイド
Academy会員はコピペ実行用プロンプトと演習を開くと、同じ手順をAIへ渡して実機で進められます。